病院でうつ病と診断されたわけでもないのにうつ病とは大げさだとは思います。
1年ほど前のことですが、1ヶ月以上もの間、仕事に関係する夢しか見ていない
ことに気がつきました。それも、困ったどうしようというネガティブなものばかり・・。
夢こそ完全に自分のもののはずなのに、どんな美女とデートだってできるはず
なのに、私の自由が仕事に支配されているなんて、これは普通ではないゾ!
と思ったのです。
勿論、あまり楽しくない夢ですからうなされて何度も目覚めます。
そのため日中は目の周囲というか前頭部に濡れたガーゼを貼り付けたような
ウットオシイ感じがずっと残ったまま。だからといって、何も考えられないとか
仕事が進まないとか、意欲がなくなるとかはありませんでした。
製薬会社のうつ病サイトで試験してみるとはっきりとうつ病ですという高得点。
さあどうする!
そこでトライしたのが、就寝前の読書。
難しい政治や哲学、物理学、法律書などを読めば自動的に眠くなるのは知って
いましたが、問題は眠くなるかどうかではなくて夢の中身ですので、そこを工夫して
決めたのが”時代大衆小説”でした。1月ほど乱読したころ、なんと私が侍になって
夢に登場してきました。内容は忘れましたが仕事にはまったく関係ありませんでした。
つらつら考えてみると、私は江戸時代の”粋”が好きだったんですね、前から。
現在の仕事と江戸時代というのはまったく関係なく、物語も”粋”や心意気が
中心になっていて、価値判断の体系がまったく違う。要するに、現実とはまったく
別の世界の色付けをして眠るとその延長が夢にまで持ち越されるのだと思う。
夢が解決したからといって仕事が解決するわけはありませんが、こういう客観視が
できると、まじめに”うつ病”にはなれないものです。仕事は仕事だし、
自分は自分だしという開き直りのようなものが邪魔して病気まで行き着けない
という感じでしょうか。
いまもこの習慣は続いているので、本は溜まる一方。でも、今ではごくたまにしか
仕事がらみの夢は見なくなりました。
たまたま、私は”変化も?”と気がつき、好きな世界の中で眠るようにして仕事の
呪縛から自由になれたのですが、居心地のいい世界というのは人それぞれで
しょうから、ふと気付いて何かをしてみたらどうでしょうか。
製薬会社には怒られるかもしれませんが、薬を飲んでいるときが正常というような
異常な状態になるよりはずっといいのではないでしょうか。
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